岐阜県高山市で9、10日に開かれた「秋の高山祭」(八幡祭)。昨年に続き雨に見舞われたものの、豪華な屋台が町や蔵で披露され、秋の飛驒路を彩った。
コロナ禍を経て通常規模の開催が予定されたが、初日の9日は雨の影響で、「曳(ひ)き揃(そろ)え」や「曳き廻(まわ)し」など正式な屋台行事はすべて中止に。各屋台は朝から屋台蔵などで待機したが、夜の「宵祭(よいまつり)」も取りやめになった。
仙人台組はこの日午後、約70年ぶりにお囃子(はやし)の生演奏を復活させた。宵祭での披露はならなかったが、「春の高山祭」に登場する笛奏者らが協力し、仙人台組と一緒に屋台蔵から独自の調べを響かせた。
蔵には春祭りの法被を来た笛の直井亜矢子さん(45)と太鼓の啓汰さん(16)の親子の姿も。直井さんは「秋に吹かせてもらい感謝したい。仙人台組がこれからどう歴史をつくっていくのか楽しみです」と話した。
2日目の10日もぐずついた…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル